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マルベリーハイアットⅡ
美化プロジェクト

カビ除去プロジェクト

最初に着手したのがカビの徹底的除去です。カビはコンクリートを蝕み、健康に害を与え、住環境を悪化させます。マルベリーハイアットⅡには黒カビや青カビが著しく繁殖していました。試行錯誤の結果、黒カビには次亜塩素酸ナトリウムとデッキブラシで何度も壊滅させ、青カビには塩化ベンザルコニウムで数日から数ヶ月かけて死滅させる方法で除去に成功しつつあります。いずれの薬剤も医療現場で用いる消毒薬です。ただ、除去ができたのは西側共用部分で、専用部分については薬剤を無料配布しようと考えています。

ホコリ除去プロジェクト

私が普段働いているビジネスビルでは毎日、何時間も清掃されていますので、塵(チリ)や埃(ホコリ)は皆無です(本当です)。しかし、収益物件のレジデンスの清掃はそうはいきません。弊社が所有するまでのマルベリーハイアットⅡの清掃は月1回だったらしく、目につくエントランスや共用部でさえ塵・埃が目立ちました。殆ど誰も利用しない非常階段に至っては、明かりがない箇所もあり、何年も掃除がされていない感じで見るのが怖い状況でした。これを抜本的に改善するために業務用の大型掃除機と40mの延長コードを購入し、床だけでなく、壁や天井にも掃除機をかけています。それから高圧洗浄を行い、それでも取れない泥や油は洗剤とデッキブラシで擦り落としています。

​塗装プロジェクト

コンクリートのカビを除去しても、思ったほど綺麗にならないことに気付きました。カビが生えるというのは塗装が劣化しているからで、塗装しなければ、コンクリート自体が劣化し、場合によってはコンクリートのひび割れから水が入り、鉄骨をも腐食するおそれがあります。そのため、再塗装を行っております。

ただ、6F建てのマンションに足場を組んで塗装するとなると数百万円を要し、当初の事業計画が大きく狂い、融資をしてくれた銀行に余計な心配をかけることになります。

そこで、足場を組まずに、コンクリートの腐食が目立つ箇所だけ再塗装を行っています。

防塵塗装プロジェクト

マルベリーハイアットⅡは、線路の向かいが田畑ということもあり、たくさんの虫がやってきます。虫が集まらないようにすべての蛍光灯をLEDに変えたのですが、それでも多数の虫の死骸が散乱し美観を損ねています。

他方で、このマンションでは非常階段が建物内にあり(珍しい設計です)、意外と利用者が少なからずいるにもかかわらず、掃除されたことがないほど、汚れています。そこで、共用廊下と非常階段に「防塵塗装」を施すことにしました。

「防塵塗装」とは聞き慣れない言葉ですが、これを塗布すると表面が滑らかになり、塵(ちり)や埃(ほこり)が付きにくく、風の力等で虫の死骸も含め、塵や埃が飛んでいき、堆積しにくくなるのです。

塗装面積が大きいため、下地処理や養生も含め塗装に何日も要しました。

サビ除去プロジェクト

サビは金属を蝕み、やがて本来の強度を失わせるに至ります。通常は、このサビをまず削り落とし、防錆剤を塗ってから、塗装し直さなければなりません。しかし、最近では、サビの上からそのまま塗装できる魔法のような塗料が開発されています。この塗料を用いて、非常階段の転落防止柵を1Fから6Fまで、二度塗りしました。また、非常ベル装置もサビに覆われていましたので、これを塗りました。ただ、恐らく専門家はこのような塗料を使うことはないと思い、サンドペーパーである程度、サビを落としてから塗装しています。塗装に要した時間よりも、下地処理、養生やマスキング、地面等に垂れ落ちたペンキの除去作業に何倍もかかりました。

​伐採プロジェクト

マルベリーハイアットⅡの敷地内に、根元付近では直径30cmを超える雑木がありました。調べても何の木が分からず、幹や枝が隣地に越境しているだけでなく、近隣から枯葉が飛んできて困っているので伐採して欲しいと頼まれました。近隣住民の方との良好な関係なくして、快適な住環境を構築することは困難ですので、チェーンソーと防御服を購入し、YouTubeで伐採方法を勉強して伐採に臨みました。とうとう予定した日が訪れたのですが、あいにくの雨です。雨の日はチェーンソーによる伐採を止めるように言われていたのですが、これを逃すと木がどんどん成長してしまうのでやることにしました。しかし、木はスズランとラベンダーを掛け合わせたような可憐な花を一杯咲かせていました。雨は木の涙で、最後に綺麗なところを見せたかったのかもしれません。どしゃ降りの中、木に謝って、切らせて頂きました。

LEDプロジェクト

マルベリーハイアットⅡを弊社が所有する前は、共用部分の電灯が1/4~1/5点いていませんでした。非常階段に至っては利用者が少ないためか1/3の電灯が点いていませんでした。管理を委託している会社に尋ねると、蛍光灯を点けると虫が寄ってくるので敢えて外している方が多いとのことです。確かに、マルベリーハイアットⅡの向かいは田んぼや雑草地ですので、虫が多いことは間違いないようです。しかし、LEDは蛍光灯と比べて紫外線を殆ど発しませんので、虫が集まることはないと考え、すべて電球をいったんLEDに替えました。

ただ、カバーが付けられておらずLEDが剥き出しになっている点が美観を損ねていますので、思い切って、電灯そのものを変えることにしました。せっかく買ったLEDが無駄になりますので、希望者がいれば住民の方に配布しようと思っています。

安全化プロジェクト

マルベリーハイアットⅡ側の道路には外灯が設置されていません。そのため、駐車場は暗く、白線ラインも殆どきえかかっているため、駐車する際には、遠くのマンションの廊下等の明かりを頼るしかありません。そこで、各車止めに、ソーラーLEDライトを設置し、かつ白線ラインを引き直しました。このライトは日中に充電され、夜になると点灯し、明け方には消灯します。光は穏やかな電球色で、近隣の住宅環境に配慮したものになっております。

南側の駐車場からマンションに入る通路が狭くて暗く、さらに側溝があり危険なため、通路を照らすためのソーラーLEDライトを設置し、かつグレーチングを施工しました。入居者の中には幼いお子様もおられますので、マンションの周囲の側溝についてはすべてグレーチングを施す予定です。

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